古田織部の子孫は、どのような面持ちで『へうげもの』を読んでいるのか。
そもそもこの漫画を、
先祖がこんなふうに……描かれてるコトを知っているのか。
「謝りに行ったほうがいいんじゃないスかねえ、シャッシャッシャッ」
(*編集部註・作者独特のほがらかな笑い声)
作者・山田芳裕が冗談まじりに語った翌日、
なんと、織部から数えて
十六代目、
大分市在住の古田尚行さんより、メールを頂戴しました。
びっくりしたなあ、もう。
……私より16代上が「古田織部」になり、
ご存じのように美濃古田家は断絶。
先週号に出ておりました「古田重継」(当家系図では「重続」になります)が、
中川家の岡藩入りに同伴し、豊後古田家が存続している次第でございます。
……本当にいつも『へうげもの』を楽しみにしております。
自分の祖先が漫画になるとは思ってもみませんでした。
山田先生の角度でとらえた織部に共感し、
引き付けられてる次第でございます。
連載があとどれぐらい続くのか心配しつつ、末永く宜しくお願いいたします……
十六代・尚行さんは山田芳裕と同い年。
『デカスロン』『ジャイアント』など旧作を、ずっとご愛読くださっていた由。
世間は狭いな、縁は不思議だなと、ますます驚き入りまして御座候。
『へうげもの』はまだまだつづきます。
織部が死ぬまで、地獄まで、もとい極楽まで、
どうか末永くおつきあい願っておきます。
*写真は尚行氏がお送りくださった「古田家家系図」。
画像がやや不鮮明ですが、ご了承ください。
【関連サイト】
☆週刊モーニングオフィシャルサイト〈e-モーニング〉『へうげもの』
☆モーニング25周年スペシャルサイト
☆Yahoo! JAPANモーニング創刊25周年総力特集
☆同・公式ブログモーニング編集部便り
★このブログへのご意見、ご感想、
作家と作品に関するお問い合わせはこちらからどうぞ!!
★トラックバック&リンク、大歓迎です。
リンクしてくださる際は、事後でけっこうですのでご一報ください。