以前、古田織部＝左介が登場する映画として、

　熊井啓監督『千利休 本覺坊異聞』（'89）をご案内しましたが、
　
　勅使河原宏監督『利休』('89)、『豪姫』（'92）もあります。
　

　織部役はそれぞれ加藤剛、嵐圭史、仲代達矢。

　山田芳裕の描く『へうげもの』の左介とは、

　まったく異なる人物像です……ってあたりまえだ。


　井上靖『本覺坊遺文』（'81・講談社・絶版）、

　富士正晴『豪姫』（'91・新潮社・絶版）、

　原作本はあいにく入手困難です。

　『豪姫』のバサラな織部がなかなかいいんですけど。
　

　
　織部が登場するミステリーてえのもあり〼。

　森真沙子『家康暗殺 謎の織部茶碗』（'93・祥伝社・絶版）、

　中津文彦『黄金回廊』（'02・同・刊行中）など。

　織部は最後、家康から切腹を命じられます。

　いわば師・利休（宗易）と同じ運命をたどるワケですが、

　実は家康暗殺を企てたとする説をもとに、織部の死の謎に迫ります。



　おっと、（スーパージャンプ）の超ロングラン、

　愛英史＋里見桂『ゼロ THE MAN OF THE CREATION』53（'05・集英社）にも、

　同様の視点で織部が登場。

　また他社の宣伝をしてしまいました。

　必ず『へうげもの』ご購読後にお買い求めくだされ!!

　……以上、詳しい方には言わずもがなの情報でした。







★このブログへのご意見、ご感想、
作家と作品に関するお問い合わせはこちらからどうぞ!!
★トラックバック＆リンク、大歓迎です。
リンクしてくださる際は、事後でけっこうですのでご一報ください。
★週刊モーニングオフィシャルサイト〈e-モーニング〉
【へうげもの】の部屋はこちらです!!