「副読本」のご紹介、第四弾。
以下、詳しい方には言わずもがなで失礼します。
織田信長は
「茶の湯御政道」なる政策をとり、
貨幣や土地同等、もしくはそれ以上の価値を茶器に付与した。
宗易(利休)、津田宗及、今井宗久ら堺商人が茶人としても台頭。
麾下の武将たちは茶の湯の許可と名物茶器ほしさに、
(*もちろん、それだけじゃなかったでしょうが)、
天下布武実現に挺身、奔走する。
たとえば滝川一益に至っては、
上州の荒れ地など無用(*群馬県民のみなさんすみませんでした)、
オレに大名物をくれ、
ひとつだけで(も)いい……と哀願する始末。
これまで『へうげもの』が描いてきたように、
戦国の世でも「物欲」がギンギンガンガン燃え盛っていたのです。
同様の視点で時代をとらえたのが
『戦国茶闘伝』。
織田信長、大友宗麟、
松永久秀、
荒木村重、
島井宗室、
滝川一益、
豊臣秀吉、秋月種実、
山上宗二、
高山右近、
古田織部、
織田有楽斎、
石田三成と、
「物欲」ファイター大集結のオールスターゲーム。
熾烈な
「茶闘」から目が離せません。
意外とレアな
「物欲」仲間として、かなり心強い一冊です。
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