『へうげもの』を百倍……楽しめる本はないのか?
あるといえばあるし、ないといえばないんですが、
作品の背景を知る上で、役に立ちそうな本を随時ご紹介します。
一発めは
赤瀬川原平『千利休 無言の前衛』(岩波新書)。
このヒトならではの野球論や「トマソン」理論を援用しながら、
「利休」(宗易)の現代的価値を語ります。
中でもイラストつきで語られる「楕円の茶室」考は実にユニーク。
「待庵」にはじまる茶室の極小化に貴重な示唆を与えてくれます。
来週発売号の『へうげもの』に、
利休の「縮小」の美学がふたたび登場。
ミニマムへとひた走る宗易の茶室に、左介はなにを感じるのか。
あわせてお読みになると、かなり刺激的ではないかと。
興味のある方に、ご一読をオススメします。
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