ますます暑中お見舞い申し上げます。
東京国立近代美術館工芸館で開催中の、
萩焼の造形美 人間国宝 三輪壽雪の世界
〜Jusetsu Miwa:A Retrospectiveへ
行って参りました。
左介=織部は、
毛利輝元らとの交遊を通じ、
萩焼の作風に影響を与えたとも言われています。
この展覧会をご紹介する次第です。
三輪壽雪氏は
九十六歳の今日もなお、第一級の陶芸家として活躍中。
陶芸界の
ロジャー・クレメンス(アストロズ)
……といったところ
(?)。
齢を経るほどにますます高まる
「器気」。
ひときわ大ぶりで激しく武骨な
「鬼萩」は、
まさに人間の本能の産物ではないか。
初めて
宗易(=利休)の茶室に招かれた左介。
長次郎の焼き上げた黒茶碗に狂喜した宗易。
そのヨロコビに思いを馳せる一瞬でした。
壽雪作の茶碗による呈茶で、掌で逸品を体感
(*有料)。
ミュージアムショップで価格を知り、目ン玉が西川きよし。
オレがこの器を手に入れることは、一生あるまいな。
山崎の戦いで左介が悟った
「あきらめの夏」を、
ワタシは即物的に理解しました。
会場は東京メトロ・竹橋駅下車。
皇居こと……天皇皇后両陛下のお宅の目の前。
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