 若手激闘者集団〈へうげ十作〉初期メンバーのひとり、若杉聖子が東京・目白で個展を開きます。会場は一昨年、初の編集部主催展〈ト・コヲシケ〉を行った「聖地」ギャラリーfuuro。スタイリッシュな白磁を手がけ、「可憐」なイメージの強かった若杉ですが、最近は「たおやめぶり」とでも云おうか、力強さを増した気がします。聞くところによると、イタリアの名門ブランドの目に留まり、ミラノサローネでも紹介された由。「エレガント」や「箔」は「へうげ」の対極にあるものの、シンプルで毅然たる白を好む向きには、ぜひとも注目してほしい作家です。美濃から関西に拠点を移し、さらなる進化を続ける若杉聖子を応援してくだされ。

【若杉聖子展「増殖」】
会期:2010年12月1日(水)〜11日(土)
会場:目白・ギャラリーfuuro
東京都豊島区目白3-13-5
営業時間:12:00〜19:00 最終日は17:00まで
作家在廊日:12月1日・4日・5日
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