vol.563. 上田宗箇作 赤楽茶.. 『へうげもの』が誇るいじ...
作者の編集部も吃驚仰天。古田織部のご.. 古田織部の子孫...
vol.690. 絶体絶命、S.O... 文禄・慶長の役で日本軍を...
vol.772. 猛虎襲来〜山田芳裕.. 「是が非でもこの地を領す...
小田原・石井商店 ピーナッツハウス .. 「北条五代祭り...
古田左介・その栄光と「物欲」の軌跡 .. 主人公・左介の...
vol.423. 床を敷け〜『へうげ.. 単行本第7服発売を記念し...
『センゴク』仙石秀久と『へうげもの』.. 同じ時代を推定150...
vol.365. 史上最大の誤算〜へ.. 前回,伊達”バリバリ”政...
vol.696.男はつらいよ〜山田芳.. たち吉主催〈へうげ十作『...
古田織部は秀吉の命で武家の茶の湯を創出(詳しくは『へうげもの』単行本をご覧くだされ)。流儀を受け継ぎ,磨きをかけたは高弟&年少の朋友・上田左太郎重安(宗箇)。彼を流祖とするのが茶道上田宗箇流。偉大なる祖先をコミカルに描いているにも係わらず,貴重な資料をご提供くださるなど,日頃ひとかたならぬご厚誼を賜っておりまする。 本拠・上田流和風堂には,かつて広島城内にあった上屋敷の構成が再現され,織部〜宗箇時代の佇まいを偲ぶことができます。中でも,将軍御成のために織部が考案した「鎖の間」は,きわめて貴重な設え。昨年に続き,邸内が特別公開の運びとなりました。 今回のテーマは「桃山のクリエイター 織部と宗箇」。宗箇遺愛の丹波焼水指,自作竹花入,織部向付,利休から織部に贈られた茶杓 銘「泪」の添え文,織部所持で名高い勢高肩衡など,数々の銘品を展示。数寄屋「遠鐘」は織部ごのみを上田が継承・発展させた逸軒也。内露地にはこれまた織部創案という織部灯籠が鎮座。 和風堂の中をぐるりと巡れば,桃山期の後ろ姿がほの見える。彼らが生きた時代=『へうげもの』の背景をリアルに体感できる,またとない機会と申せましょう。山田芳裕と編集部も昨春お招きにあずかり,宗箇自ら作陶した激銘品楽茶碗「さても」ほかを拝見しました。あいにく時宜を得ませんでしたが,桜の季節には桃山情緒がいやましに高まるとの噂。 『へうげもの』も及ばずながら協力させていただきます。山田直筆・織部&宗箇肖像画,シマダヒデアキ(L.S.D.)のへうげグラフィックス「上田左太郎」展示に加え,若宗匠の茶席ではへうげ十作の熱抹茶碗を使用予定。この催しに皆さまを無料でご招待……といいたいところですが,あいにくそうも参りません。我こそは勇む向きは,上田流公式サイトにて詳細をご覧いただき,お問い合わせ,お申し込みの上,ぜひお出かけくだされ。 【上田流和風堂 特別公開第二幕 桃山のクリエイター 織部&宗箇】 会期:2010年3月27日(土)〜4月11日(日) 3月29日(月)4月1日(木)5日(月)8日(木)定休 会場:上田流和風堂 広島市西区古江東町2-10 広島電鉄高須駅より徒歩5分 料金:1万円(入室料 展覧 薄茶席 点心弁当 記念図録等含む) 備考:人数限定(一日30名×一日5組) 完全予約制(受付期間〜3月1日) 公式サイトで詳細をご覧になり,申込方法をご確認ください タグ: 上田宗箇 上田流和風堂 古田織部 みんなの上田宗箇をまとめ読み