へうげもの祭も数を重ねて通算８回目。今回は都内２ヵ所でほぼ同時開催です。メインイベント〈MEGYUWAZO in 柳橋〉はルーサイトギャラリーにて敢行。隅田川を行き交う水上バス。鉄橋を渡る総武線。向こう岸には両国国技館。絶好のロケーションで、若手激陶者集団・へうげ十作の「めぎゅわ」な熱力作を展示・販売します。




隅田川のほとり、帝都屈指の花柳界としてにぎわった「柳橋」。栄枯盛衰は幸田文原作、成瀬巳喜男監督『流れる』に詳しい。その一角に佇むルーサイトギャラリーは築六十年余の瀟酒な古民家。国民的芸者歌手「市丸」姐さんの旧邸を、オーナーの米山明子さんがギャラリーとして再生。たびたび個展を開いているへうげ十作・大江憲一選手との縁により、ユニット展が実現しました。


たかが還暦、されど還暦。年輪を重ねた家には独特の磁力が働いております。「昭和」をまぶたに焼き付けた世代には数々の面影が去来し、そうでないヒトたちも名状しがたいデ・ジャヴが寄せては返すことでありましょう。長い廊下と傾斜のきつい階段は、小津安二郎や成瀬の世界を彷彿とさせる。ルーサイトギャラリーは、映画ファン、建物ファン、昭和ファンの皆さまにもぜひお越しいただきたい逸軒です。


初日23日（土）には、心ばかりの小宴を催行。十作の酒器にて、東京を代表する蔵元の地酒・地ビールを数量限定で提供。１ドリンクのみ無料、２杯目以降は有料とさせていただきます。横山拓也、田村一、大江憲一、加藤素規、金理有の諸氏が在廊予定にて、酒を片手にへうげ談義、やきもの談義は如何でせうか（原稿執筆中につき、山田芳裕は来場できません）。


２日目・24日（日）は、似非わび茶人・一品更屋主人による〈昭和ブルース茶会〉を開催（有料）。「昭和」の酒場をイメージした席をしつらえ、本物のバーのマダムが酒・軽食・菓子・抹茶でおもてなし。先着５組限定で参加申し込み受付中ですが、通常の茶席とは異なる邪道、我流であることをお断りしておきます。ご希望の方はこちらからメールを送信してください。定員に達し次第、締め切らせていただきます。


会期は２９日（金）までの７日間。大勢のご来場をココロよりお待ち申し上げ候。ほぼ同時開催、マンガートビームスＴ代官山〈MEGYUWAZO〜へうげもの in 代官山〜〉の詳細は後日改めて。




【MEGYUWAZO〜へうげもの in 柳橋〜】

会期：2010年１月23日（土）〜29日（金）
会場：柳橋・ルーサイトギャラリー
　　　東京都台東区柳橋1-28-8
　　　JR総武線浅草橋駅東口・都営地下鉄浅草橋駅Ａ６出口下車 徒歩５分
概要：
☆若手激陶者集団〈へうげ十作〉陶芸展
　大江憲一　加藤素規　栢野紀文　金理有　鈴木卓　田村一　二階堂明弘
　横山拓也　服部将己（ゲスト参加）　小林敦（特別参加）　　
☆マンガートビームスＴ新作「コレクター」販売
☆デザイナーユニット能登夫妻コラボＴシャツ販売（＊緊急参戦）
☆へうげものビジュアル展示
　L.S.D.「へうげグラフィックス」　他社比社「NONFICTIONへうげもの」
　ドトンパ映像堂「へうげものREMIX」
☆似非わび茶人・一品更屋「昭和ブルース茶会」　　
　１月24日（日）15:00〜19:00
　先着５組限定　お一人様２千円（酒・軽食・菓子・抹茶付）
☆開幕酒宴
　１月23日（土）18:00〜19:00　１ドリンク無料
関連サイト：
　モーニング公式サイト　ビームス公式サイト