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「是が非でもこの地を領すね」。元祖タイガーマスク・加藤清正が悲壮な決意で朝鮮再上陸。1597年正月、世にいう「慶長の役」が始まりました。秀吉の唱える「帝国主義」に最も忠実な猛虎に対し、あくまでも「経済」の力で覇を唱えんとする小西行長がゆきゆきて進軍阻止のため暗躍。二人の領地ははからずも「肥後」。熊本県関係者の皆さま、『へうげもの』朝鮮侵略篇の主役はある意味この者らにございます。改めまして、ご熱読をお願い申し上げます。 清正と並ぶ二大築城名人・藤堂高虎初登場。こちらもまあというか、まぎれもなく「虎党」の最右翼であるがゆえ、阪神ファンの皆さまにはぜひともご注視いただきたいところ。いまはまだ多くを語れませんが、主人公・古田織部の生涯となんだかとっても皮肉な係わりを持つことになる藤堂。清正ともども190センチを超える巨躯であったという説もあるようです。山田芳裕『へうげもの』、今週はあえてタイガース万歳。 イイ顔の男たちを描かせれば、自称右に出る者はいない山田。清正、小西、小堀作介、藤堂、家康、織部と、悲喜こもごもの表情が随所に爆発。へうげ十作・二階堂明弘個展に来てくれた女子大生は、『へうげもの』をきっかけにモーニングを欠かさず読んでいるという。婦女子、腐女子、戦国女子にもじわじわ広がる(?)へうげの波。5月29日には単行本大重版出来予定。手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞記念帯がついております。書店の皆さま、未読の皆さま、どうかひとつ、応援&ご購入よろしくお願い致しまする。ついでにモーニング公式サイトもご覧くだされ。 タグ: 加藤清正 藤堂高虎 小西行長 みんなの加藤清正をまとめ読み 0 Tweet