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1596年秋。サン・フェリペ号漂着により,秀吉はスペインを「侵略者」と断定。新興国オランダがアジア進出。日本をめぐる国際情勢は険しさを増す。貿易と布教のさらなる峻別が「ポスト秀吉」には不可欠。地獄の沙汰も金次第。プラグマチスト・家康は「財テク」による天下獲りを誓う。地震で倒壊した伏見城山里丸再建を命じられた織部。数奇場の頂を極めるにも,世の中銭ズラ。世紀末エコノミックアニマルが,次なる時代へと走り出した。 信長が蒔いた「経済」の種は,秀吉によって忠実に受け継がれますが,高度経済成長下の大規模土木工事と対外侵略で派手にカネを使いまくった。「ケチ」だと云われる家康はその陰で,ひたすら財力を養った。その対比はさしずめ田中角栄と小沢一郎といった感じもします。文化も芸術も決してキレイゴトでは済まない。古田織部はアートビジネスの先駆者といったところでしょうか。後世の基準で歴史を読む。『へうげもの』ではタブーを冒してもOKです。 第百十九席「Knockin' on Heaven of 数奇」はモーニング21/22合併号に登場。今回の白眉はある意味「前田利家」。家康と並ぶ天下の重鎮がふたたび一発ギャグを披露。 このヒトが歴史に名を刻んだ要因は,根回しと稟議の卓抜さと笑いのセンスにあったのではないか。山田しか描けない戦国ヒーロー像に昇天していただきたい。 新聞紙上,弊誌公式サイトなどで既報のとおり,第14回手塚治虫文化賞(朝日新聞社主催)でマンガ大賞を受賞しました。日頃声援してくださるみなさんのおかげです。ここにご報告するとともに,心より御礼申し上げます。贈呈式は5月28日(金),東京築地・朝日新聞社内にて。荒俣宏,竹内順一(永青文庫館長)両氏による記念トークショーあり(山田芳裕は出演しません)。入場希望の方は手塚治虫文化賞特設サイトよりご応募を。 誌上でもちょこっとお知らせしましたが,『へうげもの』+へうげ十作が,アートフェア京都に出展します。若手激陶者七人の侍の新作,シマダヒデアキのへうげグラフィック,他社比社制作によるオリジナルハンドメイドキーホルダーなどを販売。カネも人手もなかりせば,大したことはできません。他のギャラリーのジャマにならぬよう,マイペースでがんばります。詳細は後日。5月の京都へぜひお越しくだされ。 タグ: アートフェア京都 手塚治虫文化賞 前田利家 みんなのアートフェア京都をまとめ読み 0 Tweet